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2004 日本女子サッカーリーグ(L・リーグ)は、2004年6月から10月まで開催された。 == 概略 == これまでの「第○回」という表記(1989年の第1回からの通算では第16回大会)に代わり西暦の年号を名称に用いるようになったこのシーズンは、男子の日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)と同様にチームをレベル別に分けた二部制に移行。1部リーグ(L1)には前年の上位リーグ6チームに、下位リーグ(7チーム)の1~4位が参加した「2004 L1参入チーム決定戦」により決定した2チームの8チームが所属。2部リーグ(L2)は下位リーグの残り5チームに新規参入のアルビレックス新潟レディースを加えた6チームで編成された。 シーズン開始前の4月には、この年の8月に行われたアテネオリンピックのアジア予選として「AFC女子サッカー予選大会2004」が東京と広島で行われ、本大会への出場決定試合となる北朝鮮代表戦が全国にテレビ中継されたこともあり、女子サッカーへの注目が非常に高まって、L・リーグの観客がさらに増加。憧れのサッカー選手の姿をもとめて来場する少女たちが多く見られるようになった。特に五輪中断前の7月25日の日テレ・ベレーザ対TASAKIペルーレFC戦(稲城中央公園総合グラウンド)では、女子サッカーとしては異例の2500人もの観客を集めたことで話題になった。 そして8月のオリンピック本戦での活躍は、7月に制定された愛称「なでしこジャパン」とともに日本国中に浸透し「サッカーは男のもの」という概念を覆して余りある活躍を得たこともあり、日本女子サッカーリーグは中断明けの9月から略称「L・リーグ」に加え、愛称「なでしこリーグ」も制定した。(同様に全国各地で開かれた女性向けのサッカー大会や教室にも名称に「なでしこ」が使われるようになった。) シーズン再開後の10月23日には、Jリーグ・東京ヴェルディ1969対清水エスパルス戦(国立霞ヶ丘陸上競技場)の後座試合として、日テレ・ベレーザVS宝塚バニーズの試合が開催された。 シーズン前の予想では、L1はアメリカの女子プロサッカーリーグ「WUSA」休止により復帰した澤穂希の所属する日テレ・ベレーザと昨年の覇者で皇后杯全日本女子サッカー選手権大会も制したTASAKIペルーレFC(田崎ペルーレ改め)の一騎打ちと見られていたが、代表正ゴールキーパー・山郷のぞみらを擁するさいたまレイナスが14試合11勝3分0敗と無敗での初優勝を遂げた。 またL2では岡山湯郷Belleが21試合20勝1敗という圧倒的な成績で優勝し、L1最下位の大原学園JaSRA女子サッカークラブと入れ替わりでL1入りを決定。また新規参入のアルビレックス新潟レディースが惜しくもL1昇格を逃したものの、2位になる快挙を遂げた。 この大会期間中の9月YKK APブラッパーズは東京電力にクラブ譲渡することが発表され、大会終了後東電マリーゼとなったが、L2への降格は行われなかった〔現在の規定では、諸事情により他企業・団体された場合は成績に関係なくチャレンジリーグ(2009年までのL2と同義)に降格される仕組みになっている〕 〔 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「2004 日本女子サッカーリーグ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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